本校OBとカリコ博士との交流
2023年、カリコ博士がノーベル生理学・医学賞を受賞することになりました。
実は2021年、本校OBの吉成河法吏(よしなり かおる)氏が、カリコ博士の評伝を著していました。
吉成氏がカリコ博士と長年にわたる親交があったからこそ! の本書です。
題して、『評伝 カタリン・カリコ その激動の人生と軌跡』(医薬経済社)です。
米国の製薬会社大手2社のものを始め、世界中で接種され、人々の命を救った新型コロナワクチン。
カリコ博士らが開発したmRNA技術なしには、コロナ禍にあって人々を安心させることはできなかったのです。
本書は、博士がmRNAを開発するまでの半生を、ハンガリーで生を受けてからアメリカで研究生活に打ち込むまでに出会った人々のことも織り交ぜながら、紹介しています。
博士の娘が、アメリカ代表として2回のオリンピックで金メダルを獲ったことなど、プライベートにも触れられていて、吉成氏とカリコ博士が研究者同士として親密に交流を続けてきたことが垣間見られます。
カリコ博士のノーベル賞受賞、その業績をすでに2年前に著書で紹介していた本校の大先輩。
この縁にあやかって、将来は白河高校卒業生の中からも誰か・・・