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登龍健児の旅立ち~卒業証書授与式~

令和6年3月1日、快晴。
東風がやや強い午前8時の白河高校でした。

北校舎3階から北方を臨むと、国旗と校旗が鮮やかなコントラストを見せていた

この日、10時から、本校大体育館で
卒業証書授与式が挙行されました。

代表生徒へ、卒業証書

在校生代表送辞に対し
卒業生を代表して答辞を述べた生徒は、
コロナ禍に翻弄された日々であったこと、
それでも懸命に目標に向かって努力した日々であったこと、
修学旅行で友人たちとカップラーメンを食べたという何気ないことが、
かけがえのない思い出となったこと、
3年生では、学校行事すべてに「最後の」という冠詞がついたことで、
卒業が近づいていることを実感したこと、
そして最後に、
これまで育ててくれた家族への感謝、
学校関係者への感謝、
喜怒哀楽をともにした級友への感謝、
を、感涙とともに伝えました。

「さいごに、白河高校のますますの発展を、心からお祈りします」

たしかに、3年生にとっては色々なことが、
「高校生活最後の」経験になります。
しかしながら、今年の3年生の場合は、
高校生活をとおして、
初の」も色々ありました。

コロナ明け「初の」、
対面活動、マラソン大会、スポーツ大会、駅伝大会等々。

集団生活でありながら、
対話やグループ活動が制限され、
マスクの着用や黙食が求められた日々。

制限や制約が解除され、
高校生活「最後の」1年間は、
高校生活「初の」無制限・無制約の1年間でした。

こうした変化を反映してか、
今日の3年生の各教室は、
通常の生活を取り戻したなかでの卒業を祝福するような
黒板アートに飾られていました。

卒業する生徒たちが描いた最後の傑作
高校3年間の「クラT」を飾るクラスもあった

230名の登龍健児が、今日、旅立ちます。
次なる活躍のステージで、
一人ひとりが気分を一転して活躍することを祈って、
式典終了後に再び北校舎3階に行くと、
朝とは逆に、国旗と校旗が西風になびいていました。

雪解けの水たまりに旗が映っていた