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理数科3年生理数探究発表会

本校理数科のカリキュラムには
理数探究という授業があります。

これは、身近な課題を理科や数学で学習したこと
(またはこれから大学等で学ぶことも含めて)を踏まえて、
課題解決する力を養うとともに創造力をつけることにあります。

理数科の生徒たちは2年の10月ぐらいから研究テーマを設定し、
約1年間をかけて研究を行っております。

12月4日(水)、
1年間の研究の成果を発表する
理数探究発表会が行われました。
研究内容をポスター1枚にまとめ、
スライドや成果の実践披露をしながら、
1、2年生の理数科の生徒や先生方に発表します。

物理2班、化学2班、生物2班、地学2班、数学1班の
全9班が発表しました。

研究するにあたっては、
2年次の情報で学習したプログラミングを活用し、
計算や解析に生かしていた班もありました。
(ちょっと現代的ですね)

発表を聞いた生徒たちは、
来年または再来年に自分たちが発表することをイメージしながらも、
先輩たちの研究成果を熱心に聞いていました。
3年生の研究活動はこれで終わりとなりますが、
未解決事案もあり、将来の自分たちの研究につなげたり
後輩たちに引き継いだりしてもらいたいといった感想がありました。
 
【発表内容】
物理① 「第一次アニメ大戦~空想科学のロマン~」
有名作品で強いと言われているキャラに10種競技をさせ、その点数を比較して、強さの順位を決める。

物理①

物理② 「アイスをはやく作るには(ムペンバ効果)
【神回確定】UFOつくってみた。(ビーフェルドブラウン効果)」
ムペンバ効果…初期温度の異なるアイスを使って実験。明らかな温度変化が見られず断念
ビーフェルドブラウン効果…高電圧装置とアルミ缶を使ってイオン風を発生させた。

物理②

化学① 「ナイロン66の合成とその利用」
ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸ジクロソドを用いてナイロン66を合成した。合成したナイロン66を布状にし、黒板消しに空いた穴を補修することを目標として研究を進めた。

化学①

化学② 「みんなを笑顔に白い粉!」プロジェクト
チョークの粉や小さくなったチョーク(通称:ちびチョーク)をリサイクル、新たなチョークへ。発色をよくするためにどうするか、形をきれいにするにはどうするか。

化学②
再生チョークの書きごこちは上々

生物① 「つぼ」
眠気に効くと言われているつぼを押す実験を行い対照実験として別のツボも押してもらいアンケート結果に差が出るかどうかを調べる。

生物①

生物② 「生姜で体を温めよう!」
しょうがを飲んで体温の変化を調べた。

生物②

地学① 「地震の動向と南海トラフ」
南海トラフについてまとめた。(日向灘について、多様な地震と比較)

地学①

地学② 「ローマンコンクリートをつくろう」
古代ローマで使用されていた自己修復するコンクリートの再現を目指し活動した。完成品を割り、水に浸しておいたところ、亀裂に薄い膜ができ、修復の兆しが見えた。

地学②

数学  「日付を元にした指名方法の偏りの有無と解決策の提案」
授業内でよく月の数字と日の数字を足した数と同じ出席番号の人を指すという方法が多用されるが、それは公平であるのか疑問に思ったので調べた。

数学


(以上 写真の一部を都合により加工してあります)