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夢野久作ですか!? 恐れ入りました!

11月9日(木)、本校で校内ビブリオバトルが行われました。
今年で4回目です。
3名のバトラーが、それぞれの「推し」本を
身振り手振りを交えて熱弁。
50名以上の聴衆で埋まった放課後の図書館は、
質疑応答、投票、結果発表と、
プログラムが進むにつれて熱気を増し、
チャンプ本が発表されたときは拍手喝采で沸き立ちました。

「わたしの『推し』本は、こんなにおもしろいんです!」

各学年から1名ずつ出場したバトラーのうち、
なんと夢野久作「死後の恋」を紹介した生徒がいたのには魂消ました。
しかもその生徒は1年生。
チャンプ本にはならなかったものの、
なぜ夢野久作なのか、彼の本を読みたいと思ったきっかけは何なのか。
この疑問はかなり個人的なものだとは承知のうえですが、
やはり気になります。
そのうち、このバトラーに尋ねてみるとしましょう。

この日のバトルで、読書がいっそう味わい深いものになった

この日のバトルでは他に、
金沢伸明『王様ゲーム』(3年生のバトラー)、
久生夕貴『拝啓、桜守の君へ。』(2年生のバトラー)、
が紹介され、
『拝啓、桜守の君へ。』が見事、チャンプ本に。

読む力、書く力、伝える力、聴く力、理解する力、想像する力、
これらは比例するような気が、バトルを聴いていて思った

バトラーのプレゼンに、
聴く側も「推し」本の魅力にひきこまれていくビブリオバトル。
読書にオフシーズンはありません。
わたしも、ひそかに自分の「推し」本を見つけ、
その魅力を周囲に伝えてみたいものです。