白河高校の伝統行事

 二つの伝統行事について、紹介します。
「伝統」と言われるようになるには、その行事がどれくらいの長期にわたって行われているべきなのか、判断に悩むこともあります。
 本校でも、「伝統行事」と言われる行事はいくつもありますが、今回は
 ① 創立記念マラソン
 ② プール開き
を紹介します。

① 創立記念マラソン
 この行事は、本校創立30周年記念誌に掲載された文章によれば・・・
 ・ 1924(大正13)年に本校で、金栗四三氏の講演会が行われた
 ・ この講演に感銘を受けた当時の教員が同年、全校生徒によるマラソン 行事を発案し、実施された
 というわけで、来年2024年は、本校のマラソン大会が始まってから100年を迎えます。戦争やコロナ禍による中止はありましたが、「伝統」と呼ぶにふさわしい行事ではないでしょうか。

新緑の下、南湖の水面を左に見て走る(2023年4月27日)

② プール開き
 本校の敷地西端。1934(昭和9)年に竣工したプールが、現在も変わらぬ場所にあります。
 ・ 第5代校長の武智啓次郎氏が自ら音頭をとり、教員・生徒総出で地面を掘って完成させた
 ・ 1935(昭和10)年、初の「プール開き」が行われた
 その後、このプールを練習拠点とした本校水泳部は、1946(昭和21)年から県大会21連覇を達成。猛者を育てたプールは今も健在です。

今年(令和5年)も、安全を祈願して水泳部が初泳ぎ(5月16日 気温12度)